すべては土作りから。

山の恵みから腐葉土を作り、海と山の恵みから堆肥を作る。たっぷりと養分を含んだ土は、栄養のある草や微生物を育て、鶏はその草や微生物を食べて栄養を蓄え、免疫力を強化する。鶏の糞はやがて発酵し、また土の栄養となる。

自然食材で作る餌から

おいしい卵をつくる

私たちは鶏の飼料について、とことんこだわりました。主原料になるオーガニック小麦と道産大豆(遺伝子組換えでない)、米糠に、根室産昆布や酒粕(北の勝)、イオン水などを混ぜて発酵させ、一尾一尾下処理をした地元の新鮮な白身魚と牡蠣殻を加えて生きた発酵飼料を作り与えています。
春から秋にかけては、放牧により緑餌や季節の薬草を多く食べるため、よりコクのある味わいに。
※鶏舎の床には、2021年10月より道内産蕎麦殻(そばがら)を使用しています。そばアレルギーの方はお控えください。


鶏の種類と特徴。

緑餌を好む平飼い向きの純国産鶏「後藤もみじ」という種類。病気に強く、好奇心旺盛で人懐っこい性格です。卵を産んだ時は「産んだよ~!」と鳴き、害獣が鶏舎に近づいて来た時は、害獣の姿が見えなくても警告音を発して仲間に知らせます。それ以外の時は、数百羽いるとは思えないほど静かに庭で遊んでいます。

ヒナからストレスフリーの飼育を目指して。

鶏たちは、全員ヒヨコから育てています。私たちにできることは、安全な食べ物とストレスを溜めない飼育環境を鶏たちに与え、体に負担をかけず免疫力や抵抗力を強化すること。そして、人間も鶏も健康で幸せな日々を暮らすことが一番大切だと考えています。

 


無洗卵のこだわり

卵はブラシで軽く汚れを落とし、適正温度の温水で洗浄しているだけで、洗剤等では洗浄していません。それは、殻の表面に外部からの細菌の侵入を防ぐクチクラ層という薄い被膜があり、その膜を取り除かないようにするためです。気になる方は、食べる直前に洗ってからお召し上がりください。

卵の色について

黄身の色は、本来の自然卵の優しい黄色をしています。これは、主に緑餌と自家配合の発酵食を食べているためで、色のついた飼料を与えていないからです。黄身は火を通してもふっくら柔らかく、季節の味が楽しめます。